もし私が人生をやり直せたら
韓国で30万部突破のベストセラー! 43歳でパーキンソン病に侵された精神科医は、人生に何を見出したのか? 限りある時間とどう向き合うか。あなたの人生を変える43のヒント
本書は、2015年に韓国で出版された『私が今日を生きるのが面白い理由』が販売部数10万部を超えたのを記念して発行された改訂版である。
著者は精神科医のキム・ヘナム氏。43歳でパーキンソン病と診断され、生きる気力を失ったが、自分の病気と向き合いながら、医師として学びを深め、また、1人の人間として思索を深めていく。
本書がユニークなのは、著者が、人の悩みや生き方に寄り添う精神分析専門医であると同時に、自らがパーキンソン病という難病の患者であることだ。
この2つの立場を通じて深めた思考が、決して暗くなることなく、むしろ明るく前向きに表されている点が本書の大きな特色である。 困難を抱えても前向きに生きようと思わせてくれ、読者に勇気と希望を与えてくれる。
第1章 精神科医として30年働いてわかったこと
・どんなに真面目に生きていても、不幸に見舞われることがある
・いくら準備しても、「完璧な時」は決して来ない
・深夜、トイレで気づいた人生の真理
・ドアがひとつ閉じても、また別のドアが開く
・「他人に振り回される人」と「自分の歴史を刻む人」の違い
・これまでの人生で、一番後悔していること
第2章 患者たちに言えなかった、今だからこそ語ってあげたい話
・健全な大人の「10の条件」とは?
・患者たちがもっとも口にしたい言葉
・精神分析の基本ー負の感情とどう戦うか
・「白馬の王子様」が最も人を傷つける
・職場の大嫌いな人との付き合い方
・心の中の「黒い感情」と向き合う4つの方法
第3章 パーキンソン病の私が、楽しく生きている理由
・22年かけて、パーキンソン病が私に教えてくれたこと
・心から憎い相手を許した本当の理由
・私の悲しみを背負ってくれた友人たちのこと
・父との衝突から学んだ「人間の本質」
・人から振り回されずに自分を守る「4つの視点」
第4章 40歳で知っていたら良かったこと
・友人や肉親の死に対し、私たちができる「たった1つのこと」
・40代の罠ーー自分の生き方を再点検しよう
・人生には休み時間が必要だ。でもどうやって作る?
・「いい親にならなくちゃ」と頑張りすぎないで
・家族とは、この世で一番親しく、そして憎み合う存在
・「パーキンソン病は人生の贈り物」と断言できる理由
第5章 もし私が人生をやり直せたら
・もっと多くの間違いを犯し、それを喜ぶだろう
・老いることを恐れず、楽しむだろう
・熱中できることを死に物狂いで探すだろう
・どんな苦しい時でもユーモアを忘れないだろう
・どんな瞬間でも私は私を信じるだろう
・そして静かに死を迎えるだろう