家なき子(下)
命を救ってくれた家族の離散により、レミは再び愛犬カピと放浪の身となる。そして懐しい養母に面会したレミは、実母が彼をさがしていることを知り、イギリスに渡るが、腹黒い叔父のたくらみで危うく投獄されそうになる。フランスに逃げ戻った彼は、愛する少女リーズとミリガン夫人を求めてさまよう。ようやく彼女たちに出会えた彼の前に明らかにされた真実とは…。
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りっぱな産着に包まれたまま捨てられていた少年レミは、ヴィタリス老人と三匹の犬と一匹の猿からなる旅芸人一座に売りとばされた。しかし、少年は、優しく苦労人である老人と共に、フランスの各地を旅してゆくうちに、さまざまな人生の教訓を得、強くたくましく成長していく。時代を超えて読みつがれ、マローの名を今に残すことになった名作の完訳版。 1990/05/01 発売
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優しくぼくを見つめる、母と思っていたその人は母ではなかった。ぼくは捨て子だったのだ…。家を追われた8歳の少年レミは、謎の老旅芸人ヴィターリスの一座に加わり、芸をする動物たちとともに巡業の旅に出発する。大都会から炭鉱町まで、時に厳しい荒野を渡り、吹雪を耐え、川を越えーレミは真の幸福を求めて旅を続ける。時代を超えて読み継がれるフランスの児童文学の傑作を完訳! 2019/08/28 発売