不倫、親子の断絶、非業の死、そして《家族》の崩壊-。祭りのあとのような、やるせなさと倦怠感に毒されたこの時代、ひとは何をよりどころとして生きていけばよいのか。60年代の青春がたどりついた《家族》と《愛》の現在形。