小説むすび | 神の名はボブ

神の名はボブ

神の名はボブ

もし神が気まぐれで怠け者で、おまけに惚れっぽいティーンエイジャーの男の子だったら!?そう、その神の名はボブ。そもそもの始めはこうだった。地球の神の第一候補は直前になって辞退した。この惑星は宇宙の果てにあり、労働環境が悪かったのだ。結局、地球の管理はポーカーゲームの賭け金にされ、ゲームに勝ったプレーヤーが、それを無気力な十代の息子ボブに譲り渡した。とはいえさすがに心配した理事が中年の管理職ミスターBを補佐につけ、こうして地球の天地創造は始まったのだ。そしていま、いい加減な神ボブが(またしても)若い女性に恋をした…。ポップで、八方破れで、ちょっぴりせつない。カーネギー賞、ガーディアン賞受賞作家が贈る、腹が立つけどなぜか憎めない“神”ボブと地球の物語。

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