湖畔荘<下>
ミステリが読みたい!第2位
週刊文春ミステリーベスト10第3位
このミステリーがすごい!第4位
消えた赤ん坊の姉はミステリ作家となっていた。
打ち捨てられた屋敷に隠されていた家族の秘密とは?
見捨てられた湖畔荘の現在の持ち主は、ロンドンに住む高名な女流ミステリ作家。彼女は消えた赤ん坊の姉だった。女性刑事は、なんとしても事件の真相を知りたいと作家アリスに連絡を取る。1910年代、1930年代、2000年代を行き来し、それぞれの時代の秘密を炙り出すモートンの手法は相変わらず見事としか言いようがない。そして、最後の最後で読者を驚かすのは、偶然なのか、必然なのか? モートン・ミステリの傑作。
関連小説
湖畔荘<上>湖畔荘<上>
『忘れられた花園』、『秘密』 共に翻訳ミステリー大賞受賞の著者による さらなる傑作、ついに文庫化。 迷宮入りとなっていた七十年前の乳児消失事件の謎! ロンドン警視庁の女性刑事が、女児を置き去りにして母親が失踪というネグレクト事件に関わり問題を起こし、謹慎中にコーンウォールの祖父の家近くで、打ち捨てられた屋敷?湖畔荘を偶然発見する。そして70年前にそこで赤ん坊が消える事件があり、迷宮入りになっていると知る。興味を抱いた刑事は謎の赤ん坊消失事件を調べ始めた。かつてそこで何があったのか? 仕事上の失敗と自身の問題と70年前の事件が交錯し、謎は深まる! 2017/08/31 発売