小説むすび | ささやきの島

ささやきの島

ささやきの島

【2025年カーネギー賞、カーネギー賞画家賞Wノミネート】

もう父さんはいない、ぼくが船を出すしかないんだ。
死者の魂を乗せる船の渡し守だった父が殺され、
怖がりのマイロが代わりを務めることに……。
『噓の木』の著者がケイト・グリーナウェイ賞受賞の
人気絵本作家とタッグを組んだ豪華なYAファンタジイ

マイロの父は死者の魂(たましい)を船に乗せて送り届ける渡し守をしていた。島の住人は死者が出るとその靴(くつ)を渡し守のところにもっていく。そうしないと死者が島じゅうをさまよい歩いてしまうのだ。ある日領主の娘が亡くなった。ところが領主は娘の死を受けいれず、渡し守から靴を取りもどし、魔術師(まじゅつし)の闇(やみ)のまじないで娘をよみがえらせようとする。マイロの父は領主の手の者に殺されてしまい、このままでは島じゅうに死者が放たれる! 怖(こわ)がりのマイロはなんとか父のかわりに船を出すが……。
『嘘(うそ)の木』の著者による傑作YAファンタジイ。英国を代表する絵本作家エミリー・グラヴェットによる挿絵満載。

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