この町の誰かが
●恩田陸氏推薦ーー「『ユージニア』の構想のきっかけになったのは、この作品です」
●若竹七海氏推薦ーー「読みはじめたら最後、仕事は手につかないし、眠れないし、食べられない。」
クロックフォード──どこにでもありそうな平和で平凡な町。だが、ひとりの少女が殺されたとき、この町の知られざる素顔があらわになる。怒りと悲しみ、疑惑と中傷に焦燥する捜査班。だが、局面を一転させる手がかりはすでに目の前に……! 警察小説の巨匠がドキュメンタリー・タッチで描き出す《アメリカの悲劇》の構図。MWAグランドマスター賞受賞第一作。解説・若竹七海