小説むすび | 唄う海賊団

唄う海賊団

唄う海賊団

「醜い顔に奇抜な服装、年は殆ど六十七…」幸せな気分で唄いながら、セーラはペンキを塗りたくっていった。恒例プレザンス海賊団によるギルバート&サリヴァンの公演を前に、今年は珍事が続出。急遽、伯母から大道具画家に命じられたのだが、その作業の楽しいこと。けれど、高価な絵の紛失を契機に、身代金の要求、殺人事件の発生と、不測の事態が相つぎ…。ユーモア第六弾。

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