小説むすび | 想い出は奪えない

想い出は奪えない

想い出は奪えない

その夏わたしは、ひとり暮らしの老人に暖かい夕食を届ける、地元病院のボランティアを引き受けることになった。配達先の老婦人は、みなそれぞれに聡明で優しい人たちばかり。だがほっとしたのも束の間、ある夜わたしは、彼女らのひとりが略奪され、殺害される現場に行きあわせてしまう…。駆け出しミステリ作家マロリーの活躍を描く、ノスタルジック・ハードボイルド第一弾。

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