ナイトハンター(1)
クリスマスを目前に控えた夜、ダン・ブレイディの家庭を超常現象が襲った。妻と二人の子供はいずこへか連れ去られ、ダン一人が瀕死の状態で取り残される。奴らは何者か。そして、なぜ?その日を境に、彼の周囲を次次と奇怪な現象が襲いはじめた…。彼の人生は変わった。闇に蠢く邪教集団を相手に、ただ一人、身を挺して戦いを挑む男ーナイトハンター。世界幻想文学大賞受賞作家がいまひとつの名で描くサイキック・ホラー第1弾。
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イングランド地方の、悲劇と呪いの歴史に彩られた寒村ノーフォーク。形容しがたい力に導かれ、この地を再訪するさまざまな男女。おりしも、そこでは考古学者たちの古代ノルド人の遺跡調査が進められていた。やがて男たちの失踪を発端に、この町を惨劇が襲いはじめた。謎の力が秘められた古き護符をめぐって、ダン・ブレイディと“アラクネー”の死闘が幕を上げるー。本格アクション・ホラー、〈ナイトハンター〉シリーズ第2弾。 1989/06/01 発売
「西から“危険”がやってくる」エレンの霊が、ダン・ブレイディに告げた。だがそれは一体、どんな“危険”だというのだろう?一方、彼のもとに送り込まれた愛娘の心霊像を手掛かりに、ダンはペニン山脈の麓の町、キャステリグへ赴く。そこで彼を待ちうけていたのは、奇妙な少女と老人だった。アラクネーの被害者だという彼らから告げられた、響くべき計画とは?…血と殺戮を求める悪霊たちの響宴が、いま始まろうとしている。 1989/08/01 発売
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日々夢想にふけり、ミリタリーごっこに興じる子供たち。そんなある日、リーダー格のティップが何者かに殺された。子供たちは自らの手で仲間の仇を討たんと、まだ見ぬ敵を求め、死亡現場の探検にでかける。だが、そこでもまた一人…。ただならぬ危険を感じたフリンとピッパの兄妹は、身を守るべく、家に代々伝わる呪文の書を持ち出すが…。一方ダン・ブレイディは、エレンの霊から謎の警告を受けていたー月が昇る、危ない、と。 1990/03/01 発売