小説むすび | シャドウアイズ

シャドウアイズ

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死体だらけだ。ずたずたに引き裂かれ、ねじくれた死体が散乱している。ニューメキシコの山のなか、公道をはずれた草むらにチャトは立ちすくんでいた。はっとして振り向く。繁みの奥に目を凝らす。眼だ。影のなかから、邪悪で憎悪に満ちた眼がー悪魔よりも古い生き物、それがやつらだ。蠢き、這いまわる影にひそむ無数の眼、そして牙。やつらが街を、人を襲いはじめたのだ。闘えるのは、シャーマンの力を持つチャトただ一人だった。

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