小説むすび | ボッティチェルリの遺言

ボッティチェルリの遺言

ボッティチェルリの遺言

第2次世界大戦中、ベルリンから姿を消したルネッサンスの巨匠ボッティチェルリの名画。戦後30年をへて、その絵が突如フランクフルトに現れた。真贋を巡る追跡調査が進むなか、東独保安警察とウィーン美術史博物館が別個に所有権を主張、破産に瀕した英国の一流画商も交えて激烈な攻防を開始する。フランクフルト、ロンドン、ウィーン、そしてニューヨーク・バーナビーズー刻々舞台を移していくこの必死の争奪戦を制するのは誰か?

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