小説むすび | 沈黙の向う側

沈黙の向う側

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20世紀最大のスパイ、キム・フィルビーが亡命先のソ連からイギリスに帰りたがっている。この知らせは英国情報部を当惑させた。いったい、なぜ?KGBの新たな策謀ではないのか?真相究明の任に当たった情報部員パウエルは、モスクワに赴いて本人に会う。伝説の霧の彼方にパウエルが見出した驚愕の真実とは?読後、何ぴともしばし茫然たらざるを得ないであろう。スパイ小説の名手オールビュリーがその本領を存分に発揮した傑作。

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