小説むすび | フェイス!(上)

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今年の夏は暑くなりそうだ。まだ5月の末なのに、海水温が27度もあるのだ。ここはプエルトリコの東400マイル。毎年数多くのハリケーンが誕生する場所である。この知らせを受けた若き気象予報官コナーズは、いやな予感を覚えていた。彼を取材したニューヨークの雑誌記者ジョセフィーンは、仕事に情熱を燃やす彼に強い印象を受けた。しかしそのときには、まさか彼女の家族がハリケーンの犠牲者になろうとは、夢想だにしていなかった。

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