北欧から南仏まで、フェラーリ、プジョー、メルセデスと車を乗り継いでの痛快な道中。つかの間の人生の輝きを求めて、疾走する、めくるめく物語。
取調室で、警部は老人に子ども時代の思い出を語り始めた。夜店の花火屋で少年が目にした、夢のように美しく不思議な光景とは?(表題作)僕の彼女が飼っていたスピッツのベルは、よく行方不明になっていた。それは、実は僕たちの人生にとても大切な意味があったのだ。(「ベル」)著者が紡いできた千編以上のショートショート作品から厳選した、珠玉の傑作集第一弾! 2016/08/09 発売