小説むすび | 見えない人間(下)

見えない人間(下)

見えない人間(下)

ハーレム地区で立ち退き騒動に遭遇し、住人のために弁舌をふるった“僕”は、演説の才を見込まれて民衆運動を組織するブラザーフッド協会に勧誘される。集会の演説で注目を集め、やがてハーレム地区の代表に任命されるが、街には過激な民族主義者たち、協会内部にも彼を敵視する者がいて…。社会の周縁に追いやられ、“見えない人間”となった黒人たちが置かれた状況を描いて現在の世界にも通じる普遍性をもつ、20世紀アメリカ文学を代表する名作。

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