小説むすび | 火

神話や伝説を自由に変奏した9つの物語からきこえてくる、〈或る内的危機の報告書〉。瞑想と空想との大胆な交錯、神話的古代への嗜好、また古代的に美化された同性愛への偏愛を謳う、詩的アフォリズムを散りばめた初期の短篇小説。

パイドラー あるいは絶望
アキレウス あるいは嘘偽
パトロクロス あるいは運命
アンティゴネー あるいは選択
レナ あるいは秘密
マグダラのマリア あるいは救い
パイドーン あるいは眩暈
クリュタイムネーストラー あるいは罪
サッポー あるいは自殺

「この本が決して読まれぬことを望む」
ー J’espère que ce livre ne sera jamais lu.

「私たちの間には、愛よりもっとよいもの、共犯性がある」
ー Il y a entre nous mieux qu’un amour : une complicite.

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