小説むすび | 気高き夢に抱かれて

気高き夢に抱かれて

気高き夢に抱かれて

夜会の喧噪を避けて、図書室に身を潜めていた公爵ロバートは、偶然そこに飛び込んできたミニーと出逢う。彼女は口先ばかりの求婚者から逃れてきたのだった。奥ゆかしく謎めいたミニーに興味を覚えるロバート。かつてミニーはチェスの名手として名を馳せたのだが、今は身元を偽りひっそりと暮らしていた。そんな彼女に、あらぬ嫌疑がかかる。反体制的なビラを書いたというのだ。ロバートは、公爵である自分がミニーに求婚しているふりをすることで疑いの目をそらせるよう協力すると提案する。実は、ロバートこそがビラを書いた張本人だった。彼の秘密と信念を知り、その純粋さに心が揺れるミニー。ロバートもまた、自分を理解してくれる彼女に、生まれてはじめて心をゆるしていた。惹かれあう二人は、それぞれの過去と身分の差を乗り越えられるのか…?

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