小説むすび | 侯爵の帰還は胸さわぎ

侯爵の帰還は胸さわぎ

侯爵の帰還は胸さわぎ

「ロンドン一美しい男」と呼ばれるマンウェアリング侯爵セバスチャンは、我が身の不運をのろっていた。かつて舞踏会でほんの戯れに言葉をかけた令嬢に追いかけ回され、身の危険を感じて外国に逃げたほどなのに、帰国した途端そのせいで決闘に引きずり出される羽目に陥っている。放蕩者と後ろ指をさされるセバスチャンだが、ずっと想い続ける女性がいた。音楽会でピアノソナタを弾きこなす姿を見て恋におちた、意中の人の名はキャサリン。醜聞まみれの自分は嫌われていると思い込んでいる彼は、彼女に近づけない。一方、自分に自信がなくひきこもりがちなキャサリンは、華やかなセバスチャンに気後れしていた。しかし彼の意外な一面を知るようになって、かたくなな心もほどけていくのだが、二人には問題が…。微笑みあふれる愛の物語。

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