小説むすび | 落日の剣 下 王の苦悩と悲劇

落日の剣 下 王の苦悩と悲劇

落日の剣 下 王の苦悩と悲劇

深い感動を呼ぶ素晴らしい作品。その悲劇の物語は、真に創造的な力によって語られている。著者自身が登場人物と一体となり、ともに生き、ともに苦しむ。読者も同様に一体となる。過去というへだてられた時間の困難にもかかわらず、遠い時代の物語は、目の前の現実となってゆくのである。ローズマリ・サトクリフは、多くのすぐれた作品を書いたが、これほど素晴らしいものはなかった。-書評より。

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