小説アーサー王物語
五世紀、ブリタニアは闇のふちに立たされていた。ローマ文明の記憶は薄れ、浸透するキリスト教のまえに異教の神々はすたれつつあった。ところが大王にも死期が近づいていた。その跡継ぎは強力な指導者どころか、凍てつく冬の夜に生まれた幼子なのだった…。ユーサーの王座を守り、諸王国をたばねて敵と対抗できるのはただひとり、アーサー王しかいない。聖なる剣を手に、真の戦士アーサーはついに起つ。平和と勝利を奪還するために。不撓不屈、血沸き肉踊る男の世界。英国冒険小説界の巨匠バーナード・コーンウェルがおくるアーサー王三部作の第一作。
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闇にふちどられた時代。宗教と魔法が人々の魂をめぐって競いあい、戦争と権謀術数があふれる時代。蛮族のはびこる荒廃した世界にあって、忠誠と友情で結ばれた少数の戦士たちを率い、平和と文明の光を守ろうと戦った将軍、アーサー。迫り来る蛮族の大軍に対し、アーサーとその勇敢な戦士たちは、傷つきながらも決戦を挑む。愛するものたちを守るために…。運命切り開く聖剣。強大な敵に敢然と立ち向かうヒーローと多彩な登場人物たちが彩る波乱万丈の物語 2019/02/18 発売
アーサーは、ラグ谷の血みどろの泥地で勝利をおさめた。諸王国の結束はついに固まった。モードレッドの王座は安泰、グィネヴィアはアーサーの子を身ごもり、ランスロットはカイヌインと結婚することになっている。春がきたらサクソン人討伐に軍を進め、これを最後に戦乱の時代は去り、永遠の平和という夢が実現しつつあった。しかし、再び暗雲がたちこめる気配をみせていた。アーサーと彼の世界に新たな生命を吹き込んだ『エクスカリバーの宝剣』の続編である。 2019/03/06 発売
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