淫惑の部屋 美女の残り香
もしも、未来の自分が「やれる女性」を教えてくれたら──?
43年後の自分に性を指南してもらった男は──。
超人気作家による書下し官能エンターテインメント!
20歳の吾郎はある日、60歳くらいの男に声をかけられた。
彼は43年後の吾郎で「官能を書けば23歳でデビューする」と教えてくれ、さらに、「お前のアパートの女性たちは後年、誰もがお前とならしてもよかったのにと言っていた」と語り、去っていく。
その言葉に押されて、管理人の人妻から口説いていくが……。超人気作家による書下し官能エンターテインメント!
◆ 著者について
睦月影郎(むつき・かげろう)
1956年神奈川県生まれ。
神奈川県立三崎高校卒業後、さまざまな職業を経て、23歳に官能作家としてデビュー。
奇抜なストーリーと独特のフェティッシュな官能描写で圧倒的な支持を得ている。
著書として、「21世紀最強の官能小説大賞」に輝いた『夜の研究棟』を含む『儀式 真夜中の肉宴』『蜜の閨 誘惑の一夜』の「館」三部作、
『はまぐり伝説』『クリおね伝説』『あわび伝説』の「伝説」三部作、『絶倫王子』『僕の女体めぐり』『淫脳王』『後妻の寝室』『未亡人の指使い』『人妻淫スクール』(以上、二見文庫)他500冊を超える。
また、官能小説の書き方他についてまとめた『欲情の文法』(星海社新書)、昭和三〇〜四〇年代のテレビ黄金期を語った『テレビに夢中だった!』(双葉新書) もある。
第1章 未来から性指南 7
第2章 ベッド貸します 48
第3章 先生の匂い 89
第4章 母親のお願い 130
第5章 ローターと吐息 171
第6章 未来への大快感 212
「あう、また大きくなって……」
小百合も気づき、キュッキュッと締め付けてきた。
「明日も早いから、続けて二回は無理だわ。抜くわね」
やがて彼女が言い、そっと股間を引き離した。
そして枕元のティッシュで割れ目を拭い、すっかり勃起しているペニスに屈み込んだ。
「やっぱり若いのね。もう一回出さないと寝られないかしら」
「ええ……」
「じゃお口に出していいわ。若い子の、飲んでみたいから」
そんな小百合の言葉だけで、吾郎はすぐにも漏らしそうなほど高まってきた。
彼女が再び股間に身を置き、まだ愛液とザーメンにまみれ、湯気さえ立てている亀頭に、しゃぶり付いてくれた。
「ああ……」
吾郎も身を投げ出して喘ぎ、小百合がスポスポと摩擦してくれた。