二宮繁盛記2
俺はただの飲み屋の親父だ。
元刑事の立ち飲み屋の主人と、謎の家出少女、多彩な登場人物が織り成すハードボイルドコメディ
☆新・卵メニュー有☆
転がり込んできたちひろとの同居が始まるも、朝倉の妻・遙香に高校入学準備を整えてもらうほど保護者役はイマイチな二宮。
そんなぎこちない暮らしにも形のようなものができ始めた矢先、常連客である「教授」の周辺に不穏な影が…。
一方、二宮が元捜査一課の刑事だということが客にばれ、今度は強盗殺人事件の捜査に関わることに!?
新宿の片隅に佇む立ち飲み屋「二宮」は今宵も主の本意と違う方向に営業中ーー…。
◆ 著者について
谷崎泉 Izumi Tanizaki たにざきいずみ
1月9日愛知県在住。犬猫好き。
「月影骨董鑑定帖」「鎌倉おやつ処の死に神」シリーズ(KADOKAWA)「逆境ハイライト」(中央公論新社)など。
一 君に花咲け 5
二 涙雨、降りし 73
三 夏の尾 96
四 主任の主任 161
五 それぞれの真実 181
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あの子はニノちゃんが「大事に」思ってる相手の娘なんだろう? たった一日の臨時休業日。毎年、二宮が礼服で向かう先はーー。 辞職のきっかけになった事件から三年。 立ち飲み屋を営む二宮は高校生となったちひろと同居を続けているが、何にでも首を突っ込みたがるちひろを厳しくはねつけて以来、気まずい空気が漂っている。 それでもいつもの面倒事に巻き込まれているうち季節は過ぎ、年にたった一日の臨時休業日を迎えた二宮。 「お前はどっちに似たんだろうなあ…」好奇心を自制するちひろの眼前で思わず零した一言は自らに課した禁句で…。 ◆ 著者について 谷崎泉(たにざきいずみ) 1月9日愛知県在住。犬猫好き。 「月影骨董鑑定帖」「鎌倉おやつ処の死に神」シリーズ(KADOKAWA) 「逆境ハイライト」(中央公論新社)など。 一 事件2 …… 7 二 君の横顔 …… 95 三 詐欺師と老人 …… 125 四 年に一度の休日 …… 187 五 ともだち …… 206 2019/09/10 発売