小説むすび | 上様の大英断 御庭番の二代目10

上様の大英断 御庭番の二代目10

上様の大英断 御庭番の二代目10

出版社

二見書房

発売日

2019年5月27日 発売

老中の駕籠行列は、登城の際、走るのが慣例だ。事件が起きたときだけ走れば、人々に異変を知られる。いつも走っていれば、気づかれようがない。そのために走ることが定着し、飛駕籠と呼ばれる。その飛駕籠に六人の百姓衆が駆け込んで直訴した。郡上藩からの者であった。御庭番の加門がそれを目撃していた。加門は本丸中奥の将軍家重の御用取次・田沼意次の部屋を訪ねた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP