小説むすび | 魔性の落とし子

魔性の落とし子

魔性の落とし子

夜中にふと見をさましたロバータは総毛立った。窓辺に女が立っている。全身に妖気を漂わせ、腕に赤ん坊を抱いて。と、女と赤ん坊の顔は共に崩れ、骸と化していった。翌朝、生後まもないローバタの息子が奇怪にも息絶えていた。果たして彼女たちの古びた住まいは呪われているのか?また、屋根裏で発見された女の肖像画を自室で祀る12歳の養女エアリエルに潜む秘密とは?密やかに忍び寄る戦慄と狂気。鬼才の異色ホラー。

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