小説むすび | グラディーヴァ/妄想と夢

グラディーヴァ/妄想と夢

グラディーヴァ/妄想と夢

古代の浮彫に描かれた美女グラディーヴァ、彼女にとり憑かれた考古学者の妄想、夢うつつの青年は女の幻影を追ってポンペイの町をひたすら彷徨する。この小説に強く触発されたフロイトは、「W・イェンゼン『グラディーヴァ』における妄想と夢」を執筆、だが精神分析家による初の記念碑的な文学論は、対象との境界すら曖昧な危険で魅惑的なものだった。

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