小説むすび | 星をまく人

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せつなくて思わず涙がこぼれる、ハートウォーミングストーリー!! 父は刑務所ぐらし、母は行方不明に……わがままな弟とともに気むずかしい曾祖母のもとにあずけられた11歳の少女エンジェルは、 厳しい現実にけなげに立ち向かっている。 名前のとおり天使のような心を失わないエンジェルは、ある夜不思議な「星のおじさん」と出会い、星空を見る喜びを教わる。 絶望的な気分になってしまうときも、何万光年の彼方から光を届けてくれる星々を眺めれば、心が安らいだ。 そして、星の本を探しに行った小さな図書館で知り合った優しい老女リザさんとの交流も、エンジェルの心の支えとなっていく。 だが、突然あらわれた母親は弟だけを連れてふたたび姿を消し、大好きな星のおじさんにもなぜか会えなくなってしまう……。 悲しくてせつなくて、でも、かぎりなくあたたかい。 読み終えると生きる勇気がわいてくる珠玉の物語。 【解説】東直子(歌人・作家) 【著者・訳者プロフィール】 著者●キャサリン・パターソン 1932年中国生まれのアメリカ人。1957年から3年間、宣教師として日本に滞在。『テラビシアにかける橋』『海は知っていた』で二度のベリー賞を受賞。1998年には<子どもの本のノーベル賞>といわれる国際アンデルセン賞を受賞。 訳者●岡本浜江 1932年、東京生まれ。東京女子大学文学部卒業。英米文学翻訳家。修道士カドフェル・シリーズなど大人向け作品のほか、キャサリン・パターソンの主要作品など140冊あまりの訳書がある。2003年、日本児童文芸家協会より第42回児童文化功労賞受賞。 2015/01/02 発売

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