流れる星をつかまえに
本作はエモい。爆エモい。うそ偽りのないエモさだ。
なぜならここには、ちいさくて、だいじな、
わたしたちひとりひとりのこころの断面が、
みっちりと詰め込まれているから。
ーー少年アヤ氏(「web asta*」2022年8月8日より)
本作の根底にあるのは、やりたいことはやっちまえというエネルギーだ
ーーブレイディみかこ氏(「web asta*」2022年8月8日より)
誰もとりこぼすまいとミラーボールで物語を照らす
吉川トリコが、私にとってのプロムクィーンだ
ーー柚木麻子氏
家族仲がしっくりいかず、生き方に迷う主婦。
16歳になる直前まで自分が在日韓国人だと知らなかった姉妹。
ゲイであることに葛藤する男子高生。
血の繋がった子どもを持てなかった母親。
卒業式の日にプロムを開催すべく奮闘するモーレツ女子高生たちーー
ままならない日常に悩み惑う人たちの踏み出す一歩が、
あなたの背中をそっと押してくれる。
『余命一年、男をかう』で大注目の著者が贈る、
明日もがんばる元気をくれる連作短編集。