小説むすび | 口づけは暗闇の中で

口づけは暗闇の中で

口づけは暗闇の中で

19世紀初頭のロンドン。5代エリントン伯爵トリスタンは8年前に母を殺され、最近父を事故で亡くした。ある晩、妹エミリーが彼に反抗し家出をする。貧民街に迷い込んだらしいという情報を得た彼は、その界隈に詳しいとされるロザビィ子爵夫人ディアドリの邸を訪ねた。彼女はトリスタンの姿を見てひどく驚く。彼は8年前、彼女も一役買った殺人事件で殺された婦人の息子だったのだ。が、彼の魅力的な容姿に心のときめきを覚えた。一方、トリスタンも彼女の美貌に戸惑いを感じていた…。

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