小説むすび | 別れのあとの愛し子

別れのあとの愛し子

別れのあとの愛し子

私を愛していない男性にすがる。
12月の寒空、ほかに方法はなかった。

犬23匹に猫6匹、うさぎ2羽。解雇され、住まいも失ったのに、
この子たちの行き先を見つけ、生活費も稼がなくてならない。
しかも今、エイミーは妊娠していた……富豪セヴの子を。
天涯孤独な動物看護師の私にやさしく声をかけ、誘惑したのは、
プレイボーイのセヴにとって、ただのゲームにすぎなかった。
でも愚かで無垢な私は舞い上がり、すてきな彼に夢中になって、
一夜をともにした。愛されている、幸せになれると思って。
愛を否定された心の傷は、まだ癒えていない。
だが追いつめられたエイミーは、震えながら彼に助けを求めた。

ヒーローに初めての恋をしたヒロイン。しかしヒーローの目に彼女は、彼の妹を妊娠させて捨てた既婚者の隠し子としか映っていません。父親の顔も知らなかったヒロインは、愛する男性から衝撃の事実を聞いて、悲しみと絶望の淵へたたき落とされるのでした。

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