小説むすび | 春めぐるとき

春めぐるとき

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19歳で結婚した夫は、カレンにひどい男性不信を植えつけて他界した。以来彼女は誰ともつき合わず、幼い娘だけを慈しみ暮らしてきた。だが娘も学校に上がり、カレンはタイピストとして働き始める。その会社の社長が、ハンサムで優しいマット・ルーカスだった。有能で部下思いで、カレンが今までに出会ったことのないタイプだ。そんな男性からデートに誘われても、彼女はただ戸惑ってしまい、せっかくの仕事を辞めてしまう。彼が本気なはずがないもの…。ところが、カレンの娘がマットの甥と同級生という縁もあり、カレンたち母娘は、豪華なリゾートへの休暇に誘われる。はしゃぐ娘を見て、カレンはつい、マットの招待を受けるがー。

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