小説むすび | 交換条件は、純潔

交換条件は、純潔

交換条件は、純潔

豪奢な邸宅で、アニックは主の帰宅を待っていたー有名な美貌の実業家、マキシマス・キングに頼み事があるのだ。クーデターで10年間、王宮の地下で過ごした王女アニックは、少し前、突然現れた逞しくハンサムな“王子様”に光の世界へと救い出された。そして王子様の名はマキシマスで、大富豪と政府特命の暗殺者という2つの顔があることを知る。戴冠式を控え、身の危険を感じた彼女には助けが必要だった。どうすればもう1つの顔を隠す彼に願いを聞いてもらえるの?考えあぐねたすえ、アニックは思いつめた表情で切り出した。「どうか私を助けてください。代わりに、私の純潔を捧げます」。

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