小説むすび | 暴君とナニー

暴君とナニー

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5カ月前に父が亡くなり、天涯孤独の身となったクレアは、知人を頼って湖水地方に移り住み、何とか乗馬学校に職を得た。ところが、生徒の伯父と揉めて、解雇の憂き目を見る。相手が悪かった。大地主で地元の誰もが敬う支配者サイモン。クレアは横暴なサイモンを恨んだものの、意外にも彼は解雇させるつもりなどなかったと詫びる。「無職なら、僕が面倒を見ている姪の養育係になってほしい」クレアは喜んで、さっそく住み込みで働き始めたが、彼のあまりの過干渉と姪への無理解に、怒りを抑えきれず…。

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