大公の傲慢すぎる求婚
ウエイトレスをしながら大学に通うベイリーは、恋人との結婚を夢見ていたが、ある日突然別れを告げられた。数カ月後、新聞の1面に見覚えのある顔を見つけて彼女は驚愕する。ラファエル!まさか彼がイタリアの小国の大公だったなんて。じつはベイリーのおなかには小さな命が宿っていた。そこへラファエルが何事もなかったように現れ、身勝手にも以前のような気楽な関係を続けたいと主張した。だがベイリーが妊娠の事実を告げたとたん、彼の表情が変わる。「名誉と義務が最優先だ。君を妃として迎える」冷たい声が言った。