小説むすび | 愛人には幼すぎて

愛人には幼すぎて

愛人には幼すぎて

利用されても、さげすまれても会いたい。
初めて知った愛が、こんなに苦しいなんて。

リリーはスペイン人富豪のレイフを見た瞬間から、
15歳近くも上の、大人の男性の危険な魅力に心を奪われた。
最近、有名な豪邸に越してきた彼は大変なお金持ちらしいが、
よくない噂の絶えない人物でもあった。
そうとわかっていても、リリーはレイフの誘いを拒めなかった。
そして彼に身をまかせ、人生最高の幸せと愛を知った。
でも、いったいなぜレイフは私に興味を持ったの?
ベッドでひとり目を覚ましたとき、リリーは残酷な答えを知る。
彼女のことは遊びとばかりに、彼は前妻に会いに行っていたのだ!

周囲からの警告も気にせず、自分を信じて年上のレイフに身を捧げたリリー。けれど、レイフはそんな純粋な気持ちをあざわらうように、彼女をベッドに残して姿を消します。愛人にされたと知り、まじめなリリーは傷つきますが、彼を嫌いになるには遅すぎて……。

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