小説むすび | 聖夜に芽ばえた宝物

聖夜に芽ばえた宝物

聖夜に芽ばえた宝物

一族のために尽くす“人形”──
そんな彼女に訪れた小さな奇跡。

クリスマスの朝、カタリナは愕然とした。
まさか妊娠してしまうなんて……ナサニエルの子を。
カタリナはお金と政治にしか興味のない父のモンテクルール大公や
兄からむごい仕打ちを受け、夢も希望も失っていた。
そんなとき、あるパーティで大富豪ナサニエルとダンスをし、
彼から人生で初めて特別な女性として扱われ、誘惑されて、
一夜かぎりと心に決め、純潔を捧げたのだった。
激怒した大公はカタリナとナサニエルの結婚を強引に進めるが、
夫になった彼は別人のように冷淡で、彼女には指一本触れず……。

気鋭の作家ミシェル・スマートが描く、胸に迫るせつないロイヤル・ロマンスです。冷酷な父の言うなりの人生を送ってきたヒロインが、思いがけない妊娠をきっかけに本物の愛に出合って……。

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