小説むすび | 氷の伯爵と花売り娘

氷の伯爵と花売り娘

氷の伯爵と花売り娘

花屋で働くイレーナは、隣家の新しい主に思わず目を奪われた。ニコ・ラドクリフーヨーロッパの小国の伯爵だという。魅力的だけれど、私には雲の上の人だわ。彼女は自身を戒めた。だが思いがけず、ニコから多額の報酬の仕事が舞いこむ。「司書の資格を持つきみに、屋敷の古文書の整理を頼みたい」屋根の修繕も満足にできないほど困窮していたイレーナは引き受けざるをえず、彼の屋敷に通いつめることに。数日後の朝、ニコのベッドで目覚めた彼女は青ざめた。なんてこと!彼の誘惑に負けて戒めを破ってしまうなんて…。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP