小説むすび | 授かったのは、王家の秘密

授かったのは、王家の秘密

授かったのは、王家の秘密

愛することを教えてくれたのは、
私を支配するだけで、愛さない王子。

権力を求める父によって未来の王の許婚にされて以来、
アミラは父の暴力としつけにおびえ、恋を知らずに成長した。
一夜だけでも自由を経験したくて、
どこかの王族らしき貴公子アディールに身を捧げてしまうまでは。
その後会うことはなかったのに、数カ月後のアミラの結婚式当日、
アディールは突然、彼女の前にふたたび姿を現した。
そして助けに来てくれたと喜ぶアミラに、冷たい声でこう告げた。
「僕が君を宮殿からさらうのは、王に恥をかかせるためだ」
それでもアミラは彼に従うしかなかったーーおなかの子の父親に。

二つの王家がかかえる、誰も知らない秘密が明らかになるとき、波瀾のロマンスの幕は上がり……。T・パミーが紡ぐ、ダイナミックで衝撃的な愛の行方に酔いしれてください。帰る家もなくなったヒロインは、子供のために愛のない結婚に踏みきりますが……。

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