小説むすび | 獅子王は惜しみなく奪う

獅子王は惜しみなく奪う

獅子王は惜しみなく奪う

兄の結婚式の夜、ガリラは中庭で自分の孤独を痛感していた。誰かに愛されるってどんな感じ?私もいつかは経験できるの?そのとき暗闇からカリムという男性が現れ、彼女を熱く見つめた。初めて経験する胸のときめきに、ガリラは有頂天になり、気づいたときには、彼に情熱的な口づけを許していた。ところが翌日、カリムは国王という身分を明かし、ガリラを妻にすることを、彼女の兄に強引に承知させた。ばかね、一瞬でも、カリムに愛されたと思ったなんて…。愛はないがベッドで満足させる、とバージンの私に言う人なのに。

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