小説むすび | 無垢の乙女と手負いの獣

無垢の乙女と手負いの獣

無垢の乙女と手負いの獣

湖畔の壮麗な邸宅で富豪の妻として暮らす。
お腹の子どものためだけに。

ヨーロッパ有数の富豪マシューは出席していたパーティで、
白いレースのドレスをまとった女性を見かけ、無性に惹かれた。
だが、世間から“獣”と噂されている自分が、
あれほど無垢な輝きを放っている女性に近づいてはだめだ!
ところが気づけばマシューは彼女のそばに行き、話しかけていた。

初恋を失ったマリアは絶望の淵に沈んでいた。
そんな折、力強い体と官能的な唇を持つ男性がそばに現れ、
われ知らず尋ねてしまう。「キスをするのってどんな気分?」
3カ月後、彼のオフィスで妊娠を報告することになるとも知らず。

マシューはマリアの妊娠を知るやいなや結婚を申し出ます。でも、それは子どものためだけの愛のない結婚で……。リン・グレアムの愛弟子ピッパ・ロスコーの便宜結婚物語をどうぞご堪能ください。本作は好評を博した『幻の乙女と仮面の花婿』の関連作です。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP