小説むすび | 灰かぶりの愛と献身

灰かぶりの愛と献身

灰かぶりの愛と献身

称号だけで実は借金まみれの伯爵家に生まれたヴァイオレット。娘を王家に稼がせたい野心家の母親の画策で、モンテゴヴァの王子ザックの下で働くことに。ザックこそ彼女の初恋の男性、一度きりのキスの相手だった。結局彼に拒絶されたものの、二人の間には炎がくすぶったまま。愛されていなくても、思い出になればそれでいいの…。出張先でついにヴァイオレットはザックと一夜を共にした。けれど妊娠がわかると、ザックは義務だと言って求婚してきた。子供のためだけに結婚するなんて、あまりにも切なすぎるー。

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