小説むすび | 一度は愛に傷ついて

一度は愛に傷ついて

一度は愛に傷ついて

ギリシア富豪の甘く技巧的なキスーー
つい演技だと忘れ、溺れそうになる。

モデルのレクシーは、深刻な悩みを抱えていた。
根も葉もない嘘が書かれた暴露本を出すと脅されているのだ。
レクシーは兄の助言に従い、偽の婚約者を仕立てることにした。
世間の目を、華やかなラブストーリーに向けさせるのだ。
だが、兄に引き合わされた実業家のゲオルグ・ニコラオスは、
自信たっぷりで強引で、レクシーの最も苦手なタイプだった。
あの魅惑的な瞳とセクシーな唇に抗える女性はいないだろう。
彼を相手に、情熱的な恋人の役を演じるなんて……。
激しい戸惑いと裏腹に、レクシーの背筋は甘く震えた。

トップ作家として長いキャリアを誇るH・ビアンチンの名作です。世慣れたギリシア富豪のキスや抱擁に、演技だとわかっていても全身が喜びに震えてしまい……。

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