小説むすび | 愛を望まない恋人

愛を望まない恋人

愛を望まない恋人

きっと彼も冷たく去ってしまうから、
おなかの子と、二人で生きていく……。

失読症を抱えるルーシーは定職につくこともままならず、
これまで恋愛もうまくいったためしがなかった。
愛する人は誰もが私から去っていくーー
母の眠る霊園の管理人をしながら、そんな思いに囚われていた。
だがある日、ルーシーは姉の職場で社長のマイケルと出会い、
ひと目で激しく惹かれた彼女は、誘われるまま夜をともにした。
ハンサムでセクシーな彼の情熱はルーシーをとりこにしたが、
永遠の愛や約束を、彼に求めるつもりはなかった。
思いがけず、マイケルの子を宿したと知ったあとでさえ……。

失読症のため、結婚も子どもを持つことも諦めていたルーシーに舞い降りた奇跡は、彼女を心から敬い愛してくれる王子様でした。幸せな読後感をくれる名作です。

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