小説むすび | 秘恋

秘恋

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唯一の身内の祖母を亡くしたジルは19歳で故郷をあとにし、ロンドンにある高級ホテルのブティックで働きはじめた。ある日、親しくしている宿泊客の少女が病気で入院し、海外から見舞いに駆けつけた少女の叔父エリックと出会う。アメリカ西海岸で高級百貨店を経営する大富豪の彼は、ヴァイキングの血を引き、大柄で威圧感にあふれた男性だった。灰色の瞳に射られ、恐れか、畏怖か、ジルはえも言われぬ感情に戸惑った。するとエリックは彼女を食事に誘い、思わぬ話を持ちかけてきた。「きみもアメリカへ来て、僕のところで仕事をしないか?」有能な実業家の彼が私のような小娘に声をかけるのは、なぜ?

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