小説むすび | 砂漠に落ちたルビー

砂漠に落ちたルビー

砂漠に落ちたルビー

亡き父が遺した幼い弟を抱え、貧しい生活を送るサスキア。流産を繰り返す親友からの頼みで代理出産を引き受けたのは、生活費や学費を工面するだけでなく、親友の願いを叶えたかったから。それなのに、出産を間近に控えたある日、親友夫妻が不慮の死を遂げた。夫妻はさる国の王と王妃で、お腹の子は王位継承者となるはずだったが、生まれる前に両親が亡くなったので嫡子とは認められないという。そんななか、亡き王の従兄弟イドリスが現れ、サスキアは息をのんだ。7年前、大学生だったわたしを無慈悲にも捨てた元恋人…。イドリスは嫌がるサスキアをよそに、みずからが王となって、生まれてくる子を実子として育てるため、彼女を妻にすると宣言した!

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