小説むすび | 伯爵と幼なじみの秘密

伯爵と幼なじみの秘密

伯爵と幼なじみの秘密

ついに幼なじみの一線を越えたのに、
ふたりの恋の糸はあまりに儚くて……。

パリで働くエレーナのもとに、ある日、幼なじみのルカが訪ねてきた。
平民である自分と、公爵家に生まれて今や伯爵となったルカ……。
エレーナは父の仕事柄、王侯貴族の子どもたちの近くで育ったが、
いつも疎外感を覚え、昔からルカへの気持ちを抑える癖がついていた。
しかし久々に再会し、エレーナの仕事の成功を祝って乾杯したふたりは、
懐かしさとほろ酔いも手伝って、ついに一線を越えてしまう。
やがて妊娠を知ったエレーナは、いずれ告げなければと思いつつも、
言葉にできずにいたーー独身主義の彼が家庭を望むわけがないから。
そんなエレーナの気も知らず、ルカがとどめの一言を放った!
「あの夜はしくじったと思っている。すべて忘れて友達に戻ろう」

喧嘩の絶えない家庭に育ち、愛や結婚を信じなくなった伯爵ルカと、愛情深い両親を持ち、愛し愛される結婚を望むエレーナ。幼なじみとしてずっと変わらずそばにいたエレーナの愛に、ルカが気づく日はくるのでしょうか? 悩めるシンデレラの、身分違いロマンス!

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