小説むすび | 白雪姫と七人目の秘書

白雪姫と七人目の秘書

白雪姫と七人目の秘書

母を早くに亡くしたセージは、父に愛されて育った。だがそれも、父が魔性の美女と再婚するまでの話だった。父の死後、継母は父の会社を奪い、セージを使用人並みにこき使って、あげくの果てに家から追い出した。以来、彼女は必死に生き、今は自分を拾ってくれた恩人の会社で身を粉にして働く日々だ。それでも、半年以内に結果を出さなければ仕事を失ってしまう。多忙をきわめるセージは秘書を募集し、トレイという男性を採用した。立派な経歴に、みごとな容姿、どこか謎めいた彼の正体を、そのときのセージはまだ知らなかったーじつのところトレイは、恩人の疎遠の息子、次期CEOで、彼女の成功を阻もうとしているとは!

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