小説むすび | 天使と千切れた赤い糸

天使と千切れた赤い糸

天使と千切れた赤い糸

生まれてから今までの22年間、ハリナは自由を知らない。キスの経験もないのは、野心家の父が娘を政略結婚に利用するためだ。富豪リコに惹かれたとき、彼女は朝がくれば終わりと知りつつ、初めて目のあたりにした完璧な魅力には逆らえず、彼に純潔を捧げた。結果、父の逆鱗に触れ、誰も来ない辺鄙な場所で暮らせと命じられる。だが、彼女が恋い焦がれた男性は王族よりも力がある富豪だった。こんな遠い僻地まで、リコが私を助けに来てくれるなんて。でも待って、なにかおかしい。なぜなら彼はものすごく怒っている。理由は、父によって決められた許婚がいると、私が言わなかったから?それとも…私があの夜、リコの子を妊娠したことを黙っていたから?

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP