小説むすび | 白衣の下の片思い

白衣の下の片思い

白衣の下の片思い

「町の向こう側の子か。御用聞き用の出入り口を使うべきだ」仕立ての仕事をする母の使いでメリック邸を訪れたマーゴの胸に、密かに憧れていたジョーダンの言葉が突き刺さった。裕福な家に生まれた彼と、そうでない自分ーそれを痛烈に意識させられ、17歳のマーゴの心は深く傷ついた。注文の品を届けに来ただけなのに、こんなふうに言われるなんて…。彼女の淡い恋はその日、無残に砕け散ったのだった。ところが7年後、看護師となったマーゴに皮肉な運命が降りかかる。以前よりはるかに魅力を増したジョーダン・メリックが、彼女の働く病院に、上級外科医としてやってきたのだ!

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