小説むすび | サタンの花嫁

サタンの花嫁

サタンの花嫁

(「悪魔」に「サタン」とルビ付ける)
侯爵様がたとえ★悪魔/サタン/でもかまわない。
わたしはサタンの花嫁になりたい。

質素を好む厳格な叔父に育てられ、その教えを忠実に守るアネリス。
ある日、彼女にはセントジョン侯爵という後見人がいるとわかり、
住み慣れた村からロンドンに出て、レディ教育を受けることになった。
屋敷に着き、現れた侯爵を見て、アネリスは息をのんだ。
村で偶然知り合って、つい心を奪われた王党派の人。
世にも美しい瞳のあの方が、わたしの後見人だったなんて!
叔父によれば、贅沢を好む王党派は皆、悪魔ーーサタンの弟子だという。
そんな考えも、アネリスの恋心を消し去ることはできなかった。
やがて魅惑的なレディに変身した彼女は華やかな宮廷生活に飛び込む。
しかし国王たちの注目を引くも、愛する侯爵だけは彼女に厳しくて……。

清貧であれと育てられたアネリスは華やかな社交界に戸惑いつつも、まるでシンデレラのようにレディとして花開きます。それなのに侯爵は彼女に厳しいだけでなく、彼には美しく洗練されたフランス人女性の恋人までいることがわかり……。アネリスの初恋の行方は?

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